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文章はシンプル、内容は濃く、深い
非常に読みやすい文章で書かれている。が、内容には深みがある。アメリカ人女性(日本在住15年)の書いたものであり、日米の違いについても書かれているが、偏見のない柔軟な、そしてきめ細かい視点を持った著者の文章は、文化の違いを超えて、誰が読んでも共感できるような部分が多いように思う。著者のような人は、日本に限らず、どんな異文化の中に入っても柔軟に、ポジティブに対応していけるに違いない。
印象に残っている章は、「パラサイトシングル現象がアメリカでも進行しつつある!」と書かれた「Leaving Home of Not?」、それから「”I Do” but I Don’t」。この章では「アメリカ人の夫婦はいつでもどこでも、何をするにも一緒にいるのが普通だけれど、別れるとなるとパッと別れる。日本の場合は、夫婦の密着度は低いけれど、長続きする度合いは格段に高い」というようなことが書かれてあり、興味深かった。もう一つ、最終章の「The Way of Tea」では、それまで日本の伝統文化には興味のなかった著者が、たまたまある本を読んだことで「現代の日本人の生活においても、実はそのベースには“道(どう)”の精神が脈々と流れている」という事実を発見する過程が書かれており、日本人ながら「そうだったのか…」と非常に考えさせられた。考えさせられついでに、その「ある本」も買ってしまったのだが、こちらもなかなか面白い本である。本書には他にも別の本について触れられている個所があるが、そういうところも個人的には本書の魅力の一つだ。
非常に読みやすい文章で書かれている。が、内容には深みがある。アメリカ人女性(日本在住15年)の書いたものであり、日米の違いについても書かれているが、偏見のない柔軟な、そしてきめ細かい視点を持った著者の文章は、文化の違いを超えて、誰が読んでも共感できるような部分が多いように思う。著者のような人は、日本に限らず、どんな異文化の中に入っても柔軟に、ポジティブに対応していけるに違いない。
印象に残っている章は、「パラサイトシングル現象がアメリカでも進行しつつある!」と書かれた「Leaving Home of Not?」、それから「”I Do” but I Don’t」。この章では「アメリカ人の夫婦はいつでもどこでも、何をするにも一緒にいるのが普通だけれど、別れるとなるとパッと別れる。日本の場合は、夫婦の密着度は低いけれど、長続きする度合いは格段に高い」というようなことが書かれてあり、興味深かった。もう一つ、最終章の「The Way of Tea」では、それまで日本の伝統文化には興味のなかった著者が、たまたまある本を読んだことで「現代の日本人の生活においても、実はそのベースには“道(どう)”の精神が脈々と流れている」という事実を発見する過程が書かれており、日本人ながら「そうだったのか…」と非常に考えさせられた。考えさせられついでに、その「ある本」も買ってしまったのだが、こちらもなかなか面白い本である。本書には他にも別の本について触れられている個所があるが、そういうところも個人的には本書の魅力の一つだ。
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