インスピレーションの参考としての価値が高い
内容としては”ナチュラルインテリアを初心者がDIYで”となると思います。オシャレでとても参考になりますが、中級以上のDIYerであるなら、施行方法はあまり参考にならないと思います（たとえば本誌では床のフローリングに1×4のSPFをそのまま敷いていますが、中級以上なら本実加工されたものをフローリング釘とボンドで止めるでしょう）。しかしながら、出てくる道具が手道具+α程度で、初心者には抵抗のある丸のこやトリマーなどは使用せず、施行方法もなるべく簡単にアレンジされており、これから中古住宅のセルフリノベーションを考えている初心者には有益な本だと思います。中級以上にも、たとえばドゥーパと違っておしゃれ感があり（失礼）、デザインの参考になると思います。個人的に気になることは、上記フローリングが木材の収縮・膨張で暴れないかということと、玄関
タイル土間のリノベーション（ストーン オン タイル）が、本誌の施行方法で後々不都合がないか（浮き・はがれ）です。何年か経って問題ないことが実証されていればよかったのですが、そのくらい時間がたってから発刊すれば、インテリアも古臭く感じてしまうのでしょう。